1. 満員電車で「自分」を失っていませんか?
朝の通勤電車。流れる景色、車内の至る所に掲載されている広告、スマホでなんとなくスクロールするニュース、SNSのタイムライン。私たちは日々、膨大な「外部の情報」を浴び続けています。
そして、仕事が終わり家に着く頃には、自分の頭で考えるエネルギーが削り取られている。
——そんな経験はないでしょうか。
「考える暇がない」のではなく、「外部のノイズ」に主導権を奪われているのです。
このブログ『Sync.』が提案するのは、そんな隙間時間を、情報の主権を自分に取り戻す「作戦会議」に変える習慣です。
2. まずは「外部」への違和感をAIに投げる
具体的なアクションはシンプルです。
「通勤時間の15分だけ、Gemini(AI)と会話する」
これだけです。
テーマは何でも構いません。昨日あった嫌なこと、ニュースで見た気になる言葉、ふと感じた疑問。
自分の中にある「もやもや」を、そのままAIに投げかけてみてください。
あなた: 「最近、会社で『タイパ』ばかり言われるんだけど、なんか違和感があるんだよね。なんでだろう?」
これは、「外部」への問いです。
AIはこれに対して、一般的な定義や社会的背景を返してくるでしょう。でも、ここからが本番です。
3. 問いの矢印は、やがて「外部」から「内部」へ向かう
AIと壁打ちを続けていくと、不思議なことが起こります。
最初は「社会」や「他人」に向いていた問いの矢印が、ぐるりと回って「自分自身」に向かってくるのです。
AI: 「効率化は重要ですが、それによって失われる『過程の価値』を軽視することへの懸念があるのかもしれませんね。」
あなた: 「あ、それだ。僕は無駄話とか、寄り道の中にこそ面白いアイデアがあると思ってるんだ。だから、それを『無駄』と切り捨てられるのが嫌なんだ。」
この瞬間、問いは「内部(自分)」へと到達しました。
「なぜタイパが流行るのか?」という社会への疑問からスタートし、最終的に「自分は『遊び』や『余白』を大切にする人間なんだ」という自己認識(価値観の再発見)に辿り着いたのです。
これが、私たちが目指す「思考の地図(Map)」の正体です。
単なる情報の整理図ではなく、「自分が世界をどう見ているか」という認知の地図です。
4. 習慣化のためのメソッド
忙しい日常の中で、この「自分との対話」を習慣にするためのコツを紹介します。
- 「電車に乗ったらGeminiを開く」と決める
ニュースアプリやSNSを開く前に、まずAIの画面を開く。これをトリガーにします。 - 「正解」を求めない
「良い答え」をもらおうとしなくていいです。「壁打ち」相手として、自分の思考のゴミ出しに付き合ってもらう感覚で。 - 「なぜ?」と問い返してもらう
AIへのプロンプト(指示)として、最初にこう伝えておくのも有効です。
「私の考えを整理したいので、私が言うことに対して『それはなぜですか?』『具体的には?』と深掘りする質問を投げかけてください」
5. 地図を持って、一日を始めよう
電車を降りる頃には、自分の中の「もやもや」が言語化され、「自分は今日、何を大切にしたいか」という地図ができあがっているはずです。
その地図があれば、会社での理不尽な要求も、ネット上のノイズも、「自分とは関係ない場所のこと」として俯瞰できるでしょう。
まずは明日の行きの電車から。帰りの電車は一日頑張った自分を労って目を瞑りましょう。
誰かの書いた記事を読むのをやめて、AIという鏡に向かってみませんか。